本研究会では、場の理論における非摂動的解析および数値的手法の近年の進展を振り返 り、残された重要課題を明確化し、今後の研究のさらなる発展を促進することを目的とします。 素粒子理論における非摂動的場の理論の定式化は、格子ゲージ理論を中心とする数値的 研究と、重力理論との双対性や(一般化された)対称性に基づく解析的研究に大別されますが、 これらは独立したものではなく、協調的な研究が場の理論の理解に重要な役割を果たしています。また、近年ではその研究は、素粒子理論のみならず、原子核理論や量子情報理論にも波及 しつつあります。本研究会では、解析的・数値的研究の相互理解を深め、新たなアプローチの 創発を目指します。
(22日は午前10時開始、23日は午後5時ごろ終了予定です。)
本研究会は招待講演のみです。
(講演は主に日本語、スライドは英語になります。)
Invited speakers:
深谷 英則:Gravity and Lattice
福間 将文:Recent progress and future prospects for solving the sign problem
(符号問題解決に向けた最近の進展と今後の展望)
橋本 省二:Beyond the plateau ~ next challenges in LQCD
林 優依 :Semiclassical approaches to confinement: monopole and center vortex
日高 義将:Recent Advances in Field Theory for Nuclear Theory
菊川 芳夫:Weyl fermions in Lattice Gauge Theory — Integrability of chiral determinant and all that
(格子ゲージ理論におけるワイルフェルミオン — カイラル行列式の積分可能性,その他)
Yan Lyu :Optimized two-hadron operators in lattice QCD
中山 優 :What I'd like to know about lattice gauge theories in various dimensions
(motivated by recent developments in CFT and Bootstrap)
野崎 雅弘:Quantum information approach to physical phenomenon
嶼田 健悟:Conformal smearing and AdS/CFT correspondence
鈴木 博 :Hybrid Monte Carlo simulation of SU(N)/Z_N Yang-Mills theory
武田 真滋:Recent progress of tensor renormalization group approach
谷崎 佑弥:Generalized symmetry, Anomaly, and Lattice
世話人:
土井 琢身 (理化学研究所, iTHEMS)
深谷 英則 (大阪大学)
石塚 成人 (筑波大学)
伊藤 悦子 (京都大学基礎物理学研究所, 連絡責任者)
中山 優 (京都大学基礎物理学研究所)
三角 樹弘 (近畿大学)
高柳 匡 (京都大学基礎物理学研究所)
武田 真滋 (金沢大学)
Supported by:
学術変革領域研究(A)「量子情報で拓く時空と物質の新しいパラダイム」
(領域代表者:高柳 匡)
No.21H05190 D01班:「場の量子論のダイナミクスへの量子情報的アプローチ」
(研究代表者:西岡 辰磨, 研究分担者:伊藤 悦子)
JSPS KAKENHI 基盤(S)
No. 23H05439 「QCDから解き明かす重クォークエキゾチック粒子の謎」
(研究代表者:土井 琢身)