Speaker
Junseok Lee
(東北大学)
Description
ミリ荷電粒子は、標準模型を超えた物理の候補であり、将来実験や宇宙・天体物理観測を通じた探索が期待されている。一方で、その質量が将来実験や観測で検証できるほど軽い場合には、質量の自然性を保証する機構を模型の中で実現する必要がある。本発表では、軽いミリ荷電粒子をカイラルなゲージ理論として構成する場合を考え、ゲージアノマリーの相殺条件が数論におけるdegree 3のProuhet-Tarry-Escott問題と等価に書けることを示す。この対応から、隠れたセクターには少なくとも4種類のミリ荷電状態が必要であることが直ちに従う。さらに、最小の理想解に基づく模型では、質量スペクトルに近似的に縮退した二重項構造が現れる。したがって、1つのミリ荷電粒子が発見された場合、同じミリ電荷を持ち、近い質量をもつパートナー粒子の存在が示唆される。本発表では、ゲージアノマリー、数論、そして軽い新粒子探索の間に現れるこの予期しない関係について議論する。