Aug 24 – 28, 2026
京都大学基礎物理学研究所
Asia/Tokyo timezone

SeesawからNo Scale Gravityへ

Aug 25, 2026, 2:00 PM
1h
パナソニックホール (京都大学基礎物理学研究所)

パナソニックホール

京都大学基礎物理学研究所

招待講演

Speaker

Tsutomu Yanagida (IPMU)

Description

最近、どこへ行っても素粒子論グループに活気を感じられない。歴史的に生き残った如何なる研究も活気のある環境が生み出したものである。私自身のことをよく分析すれば、私の研究は、当時の”強い風”とその流れが生み出したものであることが分かる。Seesawを発見した当時を思い出すと、中性カレントについてのWeinberg-Salam模型と矛盾していたほとんどの実験結果が否定され、今の標準模型のみが生き残ってしまった。新しい理論の出現を信じていた我々若い学生たちは非常に落胆したものである。数年後にWeinberg達がノーベル賞を取得したことから当時の若者の落胆ぶりは想像が出来るだろう。しかし、そんな状況下でも我々若者はGUTから吹いてくる"強い風"を感じていた。しかし現在、若者が”風”を感じているとは思えない。「標準模型がほぼ確立した」ことは言い訳にはならない。特に若者はこの事をよく分析してもらいたい。この講演では、素粒子論グループの活気が失われた理由についての私の分析を紹介して、何故私が最近, Noninvertible Symmetryを使ったStrong CP問題の新しい解の発見や Planck Scaleを幻想と考えるNo Scale Gravityの提案に至ったのかを紹介したい。

Author

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