Speaker
Coh Miyao
(Tokyo Univ. of Science)
Description
本研究では,アクティブニュートリノの質量を説明すると同時に,WIMPダークマターの直接検出実験からの厳しい制限を自然に回避できる模型について検討する.
直接検出実験の制限を回避する方法として,ニュートリノとのみ相互作用するダークマターは有力な候補である.このようなシナリオにおいて,ダークマターとニュートリノ質量の起源が互いに関係する可能性に着目する.そこで本研究では,Majoranaフェルミオンダークマター,複素スカラー媒介粒子,標準模型のヒッグス粒子,およびニュートリノを含むゲージ不変な次元5演算子を導入する.
この演算子に基づく有効場理論の枠組みにおいては,ダークマターの残存量とニュートリノ質量が同一の結合を通じて相関する.そこで,本研究では,観測されたダークマターの残存量を再現するとともに,インバースシーソー機構に類似した機構によって,観測に矛盾しない実現可能なニュートリノ質量を生成できるパラメータ領域を調べる.さらに,このパラメータ領域について,ヒッグス粒子の不可視崩壊,レプトン普遍性,加速器実験,およびニュートリノ望遠鏡実験からの制限を考慮し,現在の実験結果に整合する領域について議論する.
Authors
Coh Miyao
(Tokyo Univ. of Science)
Tomohiro Abe
(Tokyo University of Science)