Speaker
Yuya Nishio
(Hokkaido University)
Description
本研究では、ガウス波束基底を用いて、有限の散乱時間における場の理論の前方散乱確率を解析する。平面波基底では、摂動展開された $\mathcal{S}$ 行列の $\mathcal{S}^{(0)}$ と $\mathcal{S}^{(1)}$ の干渉項にデルタ関数由来の不定形が現れる。一方、二乗可積分な波束基底を用いることで、この干渉項を有限の確率として定式化することができる。
本発表では、この確率項の終状態波束への依存性、特に中心運動量および中心位置に対する依存性に着目する。また、異なる質量スケールをもつ粒子の散乱について解析を行い、質量の違いが確率分布に与える影響を示す。特に、前方散乱領域に現れる有限時間効果に由来する寄与を明らかにし、平面波基底では現れない波束基底固有の物理的特徴について議論する。
Authors
Prof.
Kenzo Ishikawa
(Hokkaido University)
Yuya Nishio
(Hokkaido University)