Speaker
Kimiko Yamashita
(Ibaraki University)
Description
暗黒光子のkinetic mixingに対する現在の強い制約を回避するために、暗黒光子にZ_2奇のダークパリティを課した。このとき暗黒光子は安定となり暗黒物質の候補となる。U(1)_Xゲージ対称性が暗黒物質の質量項以外では保たれていると仮定すると、相互作用の最低質量次元は6となり、ヒッグス・ポータル相互作用となる。パリティ奇演算子に注目すると、直接検出実験の制限を回避しつつ、カットオフスケール1 TeVおよび質量約400 GeVの暗黒物質で暗黒物質残存量を説明できる。本モデルは特にW^+W^-チャネルでの宇宙線シグナルを予言する。最近報告された銀河ハローでのガンマ線超過は、ρ^2依存のNFWプロファイルを仮定すると、約420 GeV質量暗黒物質対のW^+W^-チャネルへの消滅で説明ができる。本モデルに軽いスカラー媒介粒子を導入するとゾンマーフェルト増幅が生じ、現在の銀河ハローでの消滅率を増大させガンマ線超過を説明しつつ、暗黒物質残存量は既存の方法で説明できる。この増幅は矮小楕円体銀河では飽和し、消滅率はp波として減衰するため本銀河からの観測制限に抵触しない。
Author
Kimiko Yamashita
(Ibaraki University)