• indico アカウント作成の承認は、自動ではなく平日8:30-17:15 の間に手動で行われるため、それ以外の時間帯は承認されるまでに時間がかかってしまいます。申し訳ございません。 The approval of indico account creation is done manually between 8:30 am and 5:15 pm on weekdays (JST).
Aug 19 – 23, 2024
京都大学基礎物理学研究所
Asia/Tokyo timezone

余剰次元ゲージ理論における宇宙ひもの相互作用

Aug 22, 2024, 4:30 PM
30m
パナソニックホール (京都大学基礎物理学研究所)

パナソニックホール

京都大学基礎物理学研究所

口頭発表

Speaker

Yukihiro Kanda (E-lab, Nagoya University)

Description

近年の重力波観測の結果を受け、ワインボトル型ポテンシャルによる$U(1)$対称性の破れで形成される宇宙ひも(ANO string)のみならず、それ以外の種類の宇宙ひもの特性についても研究の必要性が増している。我々はその1例として、コンパクト化された余剰次元をもつゲージ理論において、細谷機構により$U(1)$対称性が破れた場合に形成される宇宙ひもとその相互作用について調べた。我々は、スカラーポテンシャルがワインボトル型から変化することにより、宇宙ひもが特定の距離だけ離れた状態が最安定になるという、ANO stringには無い特性を示すことを明らかにした。一方で、この性質は余剰次元ゲージ理論から予言されるパラメータ領域では顕著にならないことも明らかにした。また、この結果はColeman-Weinberg ポテンシャルでの宇宙ひもに関する先行研究の結果と比較することで、スカラーポテンシャルの変化による宇宙ひも間の相互作用の変化への理解を深めるものでもある。

Primary authors

Takuya Hirose (Kyushu Sangyo University) Yukihiro Kanda (E-lab, Nagoya University)

Presentation materials