Speaker
Sora Taniguchi
(大阪大学)
Description
Aoki-Kanemura-Setoモデル(AKSモデル)は、ニュートリノ質量、ダークマター、バリオン数非対称性を同時に説明しうる輻射シーソー模型である。2022年には青木、榎本、兼村がAKSモデルを拡張し、3つの現象を同時に説明するベンチマークポイントを発見したが、パラメータが多く、Flavor Changing Neutral Currentはad hocな仮定で抑制するなどの問題点もあった。本講演ではよりシンプルで、FCNCを対称性によって抑制するオリジナルのAKSモデルに新たにCPの破れを導入し、3つの現象を同時に説明できる可能性について議論する。
Primary authors
Kazuki Enomoto
(National Taiwan University)
Mayumi Aoki
(Kanazawa University)
Prof.
Shinya Kanemura
(大阪大学)
Sora Taniguchi
(大阪大学)