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Aug 19 – 23, 2024
京都大学基礎物理学研究所
Asia/Tokyo timezone

トレース保存則を用いたオービフォールド高次元ゲージ理論における境界条件の完全な分類

Aug 23, 2024, 10:45 AM
30m
パナソニックホール (京都大学基礎物理学研究所)

パナソニックホール

京都大学基礎物理学研究所

口頭発表

Speaker

Kota Takeuchi (Hiroshima university)

Description

コンパクト空間をもつ高次元ゲージ理論では境界条件に無数の選択肢が存在し、境界条件の選択により実現される物理が異なる。これは高次元理論の豊かさを表す一方で境界条件に恣意性があることを意味する。境界条件の任意性問題は説得力のある統一理論を構成する上で重大な障害になっている。
 いくつかの境界条件はゲージ変換で結びつき、物理的に等価な同値類を構成する。我々は$S^1/Z_2$及び$T^2/Z_m$ $(m=2,3,4,6)$オービフォールド上のSU(N)及びU(N)ゲージ理論において「トレース保存則」という強力な必要条件を用いることで同値類の分類を完成させ、同値類の個数の正確な導出に初めて成功した。本発表では同値類の新たな分類手法とその結果について報告する。

Primary author

Kota Takeuchi (Hiroshima university)

Co-author

Tomohiro Inagaki (Hiroshima university)

Presentation materials