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Aug 19 – 23, 2024
京都大学基礎物理学研究所
Asia/Tokyo timezone

アクシオン模型におけるヒッグスボソンのLFV崩壊

Aug 21, 2024, 3:45 PM
2h
湯川記念館2,3階 (基礎物理学研究所)

湯川記念館2,3階

基礎物理学研究所

ポスター発表 ポスター2

Speaker

Kodai Sakurai (Tohoku University)

Description

アクシオンは星の進化の様々な段階で観測されている冷却異常を説明する新たな冷却機構を与える事が知られている。あらゆる宇宙観測の制限や理論的整合性を満たしかつこのような冷却異常を説明できるアクシオン模型(変形DFSZアクシオン模型)はフレーバーを破る湯川結合を要求する。この種の湯川結合における特徴的な予言は、125GeVヒッグスボソンのlepton flavor violationg (LFV)崩壊が起こることである。我々は変形アクシオン模型で予言されるヒッグスボソンLFV崩壊の大きさについて詳細に解析を行った。これまでの種々の先行研究では、主にヒッグスボソンのLFV崩壊の一つのモードのみが増強されるシナリオが考えられてきた。一方、本トークでは二つのヒッグスボソンLFV崩壊モードが同時に増強される可能性があるかどうかについて議論する。また、アクシオンLFV結合の将来精密測定を用いることで、ヒッグスボソンのLFV崩壊が増強するシナリオを検証できる事を示す。

Primary authors

Kodai Sakurai (Tohoku University) Prof. Marcin Badziak (University of Warsaw)

Presentation materials