Speaker
Takato Mori
(Rikkyo University)
Description
量子重力は理論物理の様々な発想の源泉となってきた。この20年ほどは、量子情報の言葉を用いて、よりそのメカニズムを理解しようとする試みが盛んになってきている。本講演では、どのように量子相関や情報処理が量子重力に新たな知見をもたらし、逆にどのような新たな仮説やインスピレーションを量子情報分野に与えているかを概観する。特に、どのようにLOCCや量子相関が幾何学的に捉えられるか、ホログラフィック宇宙における情報処理の帰結、そこから予想される量子情報分野の未解決問題について紹介する。最後に、量子重力とベル非局所性、steeringなど量子基礎・情報との接点について展望を話す。本講演は、私の近年の研究のほか、最近のまとめ(https://arxiv.org/abs/2606.30853)に基づく。
Author
Takato Mori
(Rikkyo University)