Speaker
瑞希 藤本
(北海道大学)
Description
本研究では,熱浴と線形結合した $N$サイト量子調和振動子系に対し,小系に有限準位カットオフ ($M<\infty$) を導入した近似模型を考える.弱結合極限において,熱浴との相互作用によって生じる二次の有効散逸を記述するLevel shift 作用素の虚部に着目し,その低スペクトル構造を解析することにより,$M\to\infty$での漸近的dark mode と非緩和機構との関係を考察する.
特に,Level shift作用素虚部の漸近的核を特徴付ける条件として,熱浴とのon-shell 遷移チャネル間の打ち消しに対応するon-shell cancel 条件を導入することで,この条件を Liouvillean 準位グラフ上の局所拘束作用素として捉える枠組みを提案し,低固有値構造と非緩和モードとの関係を解析するための枠組みを与える.
Author
瑞希 藤本
(北海道大学)